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企画展

ワードプレイ|ワセニ・ウォルケ・コスロフ ー言の葉の戯れーエチオピアのアーティスト ワセニの世界

2017/11/23 (木) - 2018/04/15 (日)
会場:中村キース・ヘリング美術館
主催:中村キース・ヘリング美術館
共催:シミックホールディングス株式会社
協賛:全日本コーヒー協会

ワセニ・ウォルケ・コスロフは、アフリカ現代美術を代表する画家の一人だ。ワセニの絵画の特徴は、その鮮明な色使いとリズミカルな線、そしてエチオピアの主要言語のひとつであるアムハラ語の文字を融合させた、抽象的な構成だ。中でも代表的なのが「WordPlay(ワードプレイ)」と名付けられたシリーズである。「ワードプレイ」という通り「ワード=言葉」にフォーカスしたものだが、アムハラ語に限らず、あらゆる言語が記号化、あるいは絵画化されており、あたかも音符のように画面に表現される。その背景にはチャーリー・パーカー、マイルス・ディヴィス、エラ・フィッツジェラルドといったジャズ音楽や現代エチオピア音楽などがあるという。一度ワセニの画面に引き込まれると、心の奥に誰もが抱く原風景が無限に広がり、重なる色の音が心に響きわたる。本展では、未発表の最新作を含め21点を披露する。言語や言葉、音楽、日常を素材とし、文化や宗教を超えて人間の心に深く訴えかけるワセニのアートの世界に触れると同時に、改めてヴィジュアルアートの可能性を探る。

BIOGRAPHY

アーティスト・プロフィール

Wosene Worke Kosrof(ワセニ・ウォルケ・コスロフ)

1950年エチオピア出身。サンフランシスコ在住。
鮮明な色使いとリズミカルな線、アフリカの原初的な伝統美術を取り入れた画風で知られている。中でもエチオピアの主要言語の一つであるアムハラ語の文字を融合させた、文様のような文字が散りばめられた抽象的な構成がワセニの芸術を特徴付けている。また、ジャズや現代エチオピア音楽や、自然、風景、食、匂いなど森羅万象が制作の根源となっているという。
70年代以降、全米各地、ヨーロッパで数々の美術館や画廊での展覧会を開催。日本でも95年から高知県の画廊で個展を開催しており、またエチオピアの孤児院や美術館、HIV/エイズ団体、教育機関など多くの団体に寄付を続けている。

INSTALLATION VIEW

インスタレーションビュー

FEATURED ARTWORKS

主要展示作品

《私のアメリカⅡ》2015年

《エチオピアの暦》2014年

《日時計》2016年

《ワードプレイXV》2013年

《記憶の言葉Ⅹ》2015年

RELATED EVENTS

関連イベント

関連イベント①

ワークショップ「自分のなまえをアムハラ語でかいてみよう」
日時:2017年11月26日(日)(第9回中村キース・ヘリング美術館 国際児童絵画コンクール授賞式同日開催)

関連イベント②

「ワードプレイ|ワセニ・ウォルケ・コスロフ ー言の葉の戯れーエチオピアのアーティスト ワセニの世界」展オープニングイベント
ワセニ・ウォルケ・コスロフによるギャラリーツアー
日時:2017年11月26日(日)