MENU

館外展

キース・ヘリング生誕60年記念 特別展 Pop, Music & Street キース・ヘリングが愛した街 表参道

2018/08/09 (木) - 2018/08/19 (日)
会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー
入場::無料
主催:表参道ヒルズ
特別協力:中村キース・ヘリング美術館

1958年5月4日に米国ペンシルバニア州で生まれ、1990年2月16日にエイズによりわずか31歳でこの世を去った伝説のストリートアーティスト、キース・ヘリング。生誕60年を記念し、この度表参道ヒルズにて特別展を開催します。表参道は、1988年にへリングがチョークで落書きをした記念すべきストリートです。
20歳で単身ニューヨークへ渡り、地下鉄の広告版に落書きをする《サブウェイ・ドローイング》で大衆の目を引き、一躍有名になったヘリング。その背景には、アートを通してより多くの人々とコミュニケーションを図りたいという願望がありました。そんなヘリングがビジュアル(視覚的)コミュニケーションの方法として注目したのがポスター・アート。ポスター制作は、核放棄、反アパルトヘイト、エイズ予防や、LGBTのカミングアウトを促すナショナル・カミングアウト・デーなどの社会的なものから、アブソルート・ウォッカやスウォッチなどの商業的なものまで、100点以上にも及びました。また「アートはみんなのもの」をモットーに、1986年にオリジナルグッズを販売する《ポップショップ》をニューヨークに開店。1988年にはニューヨークの1号店に続き東京青山にも《ポップショップ東京》を開店し、日本でも大きな話題を呼びました。そして当時ストリートパフォーマンスが流行していた表参道の歩行者天国で路上にチョークでドローイングをするなど、言葉を超えたコミュニケーションを図ったのです。本展ではへリングが愛した街表参道で、オリジナルポスター作品と来日時の秘蔵写真のほか、へリングが手がけたハウスミュージックやパンクロック、ヒップホップなどのレコードジャケットの展示を行います。さらに、へリングのアート活動として展開された《ポップショップ》を彷彿とさせるブースでは、へリングのグッズを販売します。ニューヨークの混沌とした80年代にへリングが社会のスポークスマンとして送り続けたメッセージは没後28年を経ても、現代社会に生きる私達の心に強く響き続けているのです。

HIGHLIGHTS

見どころ

①ヘリングが表参道の路上にドローイングする姿を捉えた秘蔵写真約30点を世界初公開。
②生前に制作されたオリジナル・ポスター58点、レコード・カバー13点を展示。
③《ポップショップ》を再現したブースで世界中から集めたキース・ヘリンググッズを販売。

INSTALLATION VIEW

インスタレーションビュー

FEATURED ARTWORKS

主要展示作品

表参道で披露したパフォーマンスの写真、1988年、Photo by ⒸAkira Kishida

​​ナショナル・カミングアウト・デー、1988年

楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう!、1988年

マルコム・マクラーレン、俺がマルコムだ、1983年