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芸術祭

HOKUTO ART PROGRAM ed.1- 未来から見た過去 –

2021/10/16 (土) - 2022/05/08 (日)
脇田 玲:アランとキースのために
会期:2021年10月16日(土)ー2022年5月8日(日)
SIDE CORE:IC1(Imaginary Collection 1)
会期:2021年10月30日(土)ー2022年5月8日(日)
会場:中村キース・ヘリング美術館

北杜の自然を舞台に、ピカソから建築、映画、バイオアート、グラフティまで、未来のカタチを提案。時代もジャンルも超えて、アーティストが交差しアートとは何かを問う。
この度、10月30日(土)ー12月12日(日)まで、清春芸術村、中村キース・へリング美術館、平山郁夫シルクロード美術館、女神の森セントラルガーデン、身曾岐神社におきまして、「HOKUTO ART PROGRAM ed.1」を開催いたします。山梨県北杜市とHOKUTO ART PROGRAM実行委員会が主催となり、芸術と観光という二つの要素を多面化し、「時間をかけてここに来ていただくことの価値」を磨き続けます。前回のHOKUTO ART PROGRAM ed.0の「アート」、「建築」、「ライブ」、「食とお酒」、「星空」という、これらの要素を一つに溶け合わせるコンセプトは変わらず、更なる観光資源の真価としての成長を目指す組織として、「ホクト・アート・プログラム」が今年度ed.1を迎えます。

総合ディレクター 吉井仁実

公式ウェブサイト

ARTISTS

出展アーティスト

会場1:清春芸術村

河瀨直美、重松象平、島田陽、田所淳、谷尻誠、デヴィッド・ダグラス・ ダンカン 長場雄、永山祐子、長谷川愛、長谷川豪、藤村龍至、藤元翔平、山田宗徧、HUMAN AWESOME ERROR、他

会場2:中村キース・ヘリング美術館

脇田玲、SIDE CORE

INSTALLATION VIEW

インスタレーションビュー

Photo by ©︎Tsushima

Photo by ©︎Tsushima

Photo by ©︎Tsushima

ARTISTS STATEMENT

アーティスト・ステートメント

脇田玲

性的マイノリティとして異なる時代を生きた二人の天才、アラン・チューリング(1912年−1954年。イギリスの数学者、暗号研究者、計算機科学者、哲学者)とキース・ヘリングの時を超えた対話の場を作ろうと考えました。ヘリングのドローイングへの数学的な再解釈、ホモフォビアからLGBTへと変化してきた多様性の議論の変遷など、副次的なメッセージも込めて作品を作りました。

世界という書物は数学の言語で書かれている。
ーガリレオ・ガリレイ

SIDE CORE

アーティストグループSIDE COREは約10年間に及び展覧会を企画してきました。2012年原宿での最初の展覧会では、会場のエントランスにヒップホップとストリートアート黎明期を象徴する貴重な資料を展示しました。
それは1988年1月、代々木公園の歩行者天国でCHINOとアオピーを含むダンスクルーがブレイクダンスをする中、来日していたキース・ヘリングが彼らをモチーフに、歩道にチョークでドローイングを行ったときの映像と、その時にダンサーが着ていたベースボール・シャツにヘリングがドローイングをしたものです。現在はキース・ヘリング美術館に展示されています。
SIDE COREは年齢や性別、国籍が異なる100名近くのアーティストと関わる中で、作品を貰い受けたり、交換したり、購入する機会がありました。それら1点1点はとても魅力的で貴重な作品です。今回中村キース・ヘリング美術館に特別なコレクションルームを作り、これまでに集まった作品の一部を披露します。アーティストの作品コレクションは美術館やコレクターのそれとは異なる意味を持ちます。冒頭のストーリーのように、アーティスト同士の関係性の記憶であり、作品制作における参考資料であり、美術史に物語を与えるマテリアルとなります。
今回の展示ではSIDE COREのメンバーの家か、あるいはスタジオを模した架空の部屋が作られ、鑑賞者はプライベートな空間を覗き込むことで作品を鑑賞することができます。記憶の部屋ともいえる空間では、見る角度や一定の位置から見える組み合わせによって、それぞれの作品に異なる意味が生じるのです。
SIDE COREはストリートアートをベースにしたリサーチやプロジェクトを展開している経緯から、歴史的な資料としてキース・ヘリングの作品をはじめ、その後の時代を作った多種多様なアーティストの作品、そしてかつてのキースのように路上を舞台に活躍する10代のアーティストの作品までが蒐集されています。このコレクションは時代や場所を超えた物語を紡いでいるのです。キース・ヘリングの脳内を覗き見ることのできる美術館で、SIDE COREが見ている「その後の物語」に触れてみてください。

BIOGRAPHY

アーティスト・プロフィール

脇田玲(わきた・あきら)

科学と美術を横断しながら、映像、インスタレーション、彫刻、ライブ活動などを通して、肉眼で捉えられない風景を見るための作品を制作している。これまでに、Ars Electronica Center、WRO Art Center、Mutek、Redbull Music Festival、清春芸術村、日本科学未来館、Media Ambition Tokyo、2121_DESIGN SIGHT等で作品を発表。主な展示に「高橋コレクション『顔と抽象』-清春白樺美術館コレクションとともに」(2018)、日産LEAFと一体化した映像作品「NEW SYNERGETICS -NISSAN LEAF x AKIRA WAKITA」(2017)などがある。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学環境情報学部教授。
http://akirawakita.com/

SIDE CORE(サイドコア)

2012年より活動開始。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。ストリートカルチャーを切り口に様々なアートプロジェクトを展開している。「風景にノイズを起こす」をテーマに、都市や地域でのリサーチを土台としてアクションを伴った作品を制作。ギャラリーや美術館での展覧会開催の他に、壁画プロジェクトや街を探索する「ナイトウォーク」など野外空間での活動も展開。全てのプロジェクトは、公共空間における視点や思考を転換させ、表現や行動を拡張することを目的としている。近年参加した主な展覧会に「alternative kyoto」(2021/ 京丹後)、「水の波紋展2021 消えゆく風景からー新たなランドスケープ」(2021/ワタリウム美術館)、SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD個展「under pressure」(2021/国際芸術センター青森)など。
インスタグラム:@side_core_tokyo

Photo by ©︎Tsushima

Photo by ©︎Tsushima

Photo by ©︎Tsushima

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関連動画

脇田玲による作品解説(インスタグラムライブ配信)

https://www.instagram.com/reel/CVJ_pqJp7-1

SIDE COREによる作品解説(インスタグラムライブ配信)

https://www.instagram.com/reel/CWSHRJHpypE