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小企画

キース・ヘリング没後20周年World AIDS Day 2010特別企画 Art Against AIDS ーエイズについてアートができることー「開発好明 ピラミッド—キース・ヘリング没後20周年に捧ぐ—」展

2010/11/27 (土) - 2011/01/10 (月)
会場:中村キース・ヘリング美術館
主催:シミック株式会社
開催:中村キース・ヘリング美術館
後援:山梨県、北杜市、北杜市教育委員会
協力:Living Together計画、キース・ヘリング財団

没後20周年と言う事で、中村キースヘリング美術館から話を頂いた。一昨年から、何度も友人を連れては美術館に遊びに行っていたので嬉しい誘いだった。なんと言っても、ビックリするコレクションの良さ。本当に山梨の富士五湖周辺の小規模美術館みたいなもんだろうと侮っていた。すいません。なんで山梨の小淵沢に?と大きな疑問はさておき、こんな素晴らしいコレクションがここ山梨に存在している事実は実に誇らしい。当然僕の物では無いけど。

この美術館は駐車場から森を抜け美術館となる。既に記述したが、既に何度も来ながら何も展示プランを考えなかったはずが無いではないですか。森を抜けて美術館までを発泡スチロールの回廊を作ろうと虎視眈々と待っていた。ですが、いざ展示となった時に没後20周年である。自分の作品を作るのは当然なのですが、何かエッセンスを組み入れようと考えた時に、キースの有名な表情の無い人物や犬ではなくてかなりマイナーなピラミッドが浮かんで、そのまま頭の中に居座ってしまいました。

で今回はピラミッドを作ります。(核心のはずなのに前振りながー)キースのキャラクターの周りによく描かれる放射線。あれは何か話しているのか?のように見えますがピラミッドにも同じように放射線が描かれています。確かに絵画の中ではピラミッドが会話していたっていい。僕はそれを光の比喩だと思い、大好きな3名の作家の映像を投影する事にしました。作家には生、死エイズの関連のある作品をお願いした。実に完成を楽しみにしているのは僕です。では展覧会場でお待ちしています。

アーティスト・プロフィール

開発好明(かいはつ・よしあき)

1966年山梨県生まれ。多摩美術大学院卒業。2007年ドイツから帰国し山梨を拠点に活動。多摩美術大学の講師を勤めながら国内外で数多くの展覧会を開催している。2008年Jump Ship Rat “POP-UP”リバプールビエンナーレ、2007年”Making a Home ジャパンソサエティー ニューヨーク、2006年「越後妻有大地の芸術祭2006」2004年ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展等出展。また3月9日サンキューアートの日主催。

INSTALLATION VIEW

インスタレーションビュー

FEATURED ARTWORKS

主要展示作品

Pak Sheung Chuen

Jeroen Kooijmans, Hell creatures in drawing house, 2010

Elisabeth Smolarz, FREUND HEIN, 2007

RELATED EVENTS

関連イベント

2010年12月18日(土)

開発好明によるアーティスト・トーク

ユニット”_t(k y)t_”(開発好明、高安利明)によるソフトノイズバンド・ライブパフォーマンス