中村キース・ヘリング美術館隣接の森に遊歩道ができました

2022/8/29|

2022年夏から、中村キース・ヘリング美術館に寄り添う森の中に散策できる小道ができました。美術館とホテルキーフォレスト北杜と間には森におりる階段も設置され、レストランや各宿泊施設から森の中を散策して美術館にお越しになれます。

館長である中村は、キース・ヘリングの活動したNYにはセントラルパークなど自然と都市の共存関係があったことを感じ取り、東京など首都圏ではなく自然と人が密接に関わり合うここ小淵沢の地を選びました。

ナラやクリなどの大木や傾斜した斜面を生かす考えは、北川原温の建築の中にも現れています。

そのため、中村キース・ヘリング美術館は2007年の開館当初から「杜のなかの美術館」というキーワードをもちながら、森の中を散策しながら美術館に至るという鑑賞者の体験を大切にしています。森の中に新設された遊歩道や白州の日本酒の蔵元「七賢」の廃瓶を素材に用いた看板などは、山梨県を拠点に日本全国で植物と空間の設計を行うYardworksさんによるもの。

縄文から続く八ヶ岳の森の空気をぜひゆっくり味わってください。

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