キース・ヘリングとエイズ・アクティビズム
会期:2016/6/1 ~ 6/25
1990年に31 歳の若さでこの世を去ったヘリングは、生前からアートを通してHIV/AIDSの予防啓発活動を行っていました。「セーフ・セックス!」などのメッセージを発信するなど、エイズ・アクティビズムを展開したヘリングのアートは、多くの人々を勇気づけ、今なお世界各国のエイズ予防啓発運動に影響を与えています。
当館では2007年の開館よりヘリングの遺志を受け継ぎ、エイズウォーク小淵沢をはじめとするHIV/AIDS とその予防啓発について考える企画を、6月に実施されているHIV検査普及週間にあわせて開催しています。
本年度は、80年代NY でヘリングが活動を共にしたエイズ患者の権利拡大を訴える団体ACT UP のドキュメンタリーフィルムの上映も含め、改めてヘリングの作品からエイズ・アクティビズムの軌跡を追います。
また、LGBTへの理解やHIV/AIDS予防の情報提供の場所として、支援されている数々の企業や団体の活動を紹介するコーナーを館内に併設させていただきます。
館内受付では募金ボックスを設けるほか、入館料、ミュージアムショップでの売り上げの一部もチャリティーとして日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスに寄付されます。
【プログラム】
1) 新収蔵作品の公開
新しく当館の収蔵作品となった、キース・ヘリングのエイズに関するポスターを展示します。
日程|2017年6月1日~6月30日 @館内カフェ
2)上映会『怒りを力に ACT UPの歴史』
ニューヨークでエイズ患者の権利拡大を訴えた団体・アクトアップの記録映像を上映いたします。 1980年代アメリカにおけるHIV/AIDS運動の歴史を辿る貴重なフィルムです。
日程|2017年6月1日 ~ 6月25日 @館内カフェ
毎日 1部11:00~12:40 2部 14:00〜15:40
3) 『HIVと生活している人をサポートしよう』
アメリカ政府運営HIV/AIDSの情報を提供するウェブサイトAIDS.govの中のページから「HIVと生活している人をサポートしよう」のおしえを引用した、展示テキストを通して紹介するインスタレーションです。
日程|2017年6月1日 ~ 6月25日 @館内カフェ
4) 特定非営利活動法人 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスへの募金
HIV感染症・エイズ予防に向けての取り組みを今後さらに拡大充実させるために、募金活動に協力いたします。
内容:期間中の入館料およびミュージアムショップでの売上の一部を寄付金として募金致します。館内受付では募金ボックスを設けます。
対象期間:2017年6月1日 ~ 6月25日
5)コンドーム無料配布
エイズ予防啓発グッズとしてTENGAオリジナルコンドームとリーフレット(HIVエイズ基礎知識)を配布します。
設置場所:館内受付
提供:株式会社TENGA
問い合わせ先:中村キース・ヘリング美術館
〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町 10249-7
TEL:0551-36-8712
MAIL:museum@keith.jp
www.nakamura-haring.com