現在、イタリア・ピサのパラッツォ・ブルーにて展覧会が開催中です。
本展は当館のコレクションをヨーロッパでご紹介する初めての展覧会です。
ヘリングはニューヨークで当時学生だったピエルジョルジオ・カステラーニと出会い、彼の提案により1989年にピサを訪れ、駅前に位置するサンアントニオ教会に巨大な壁画《トゥットモンド》を描きました。
トゥットモンドとは、イタリア語で世界のすべてを意味する言葉です。
ヘリングは生前にローマにも壁画を描きましたが現存せず、《トゥットモンド》がイタリア国内では現存する唯一の壁画です。
本展ではコレクションのハイライトである《無題(ピープル)》をはじめ、活動初期に地下鉄の広告板に描かれた《サブウェイ・ドローイング》、 アンディウォーホルとの共作《アンディ・マウス》などと共に、ピサでの壁画制作を記録したダニエラ・メウッチによる貴重な写真群を併せて展示しています。
キース・ヘリング展
会場:Palazzo Blu
住所:Lungarno Gambacorti, 9, 56125 Pisa PI
会期:2021年11月12日(金)-2022年4月17日(日)
【記者会見の様子】
TG3(イタリアの国営テレビチャンネルライトレのニュースプログラム)によるオープニングの様子はこちら
記者会見の全編はこちら
【展示風景】
【トゥットモンド】