LAで初めての写真専門ギャラリーである、The Fahey/Klein Gallery (http://www.faheykleingallery.com)から、アイコニックなグラフティアーティストがミックスしたカタログが出版されました。
70年代前半に発展したグラフィティライティングは、ヒップホップカルチャーのヴィジュアルアイデンティティとして確立しました。Janette Beckmanの写真とCey Adamsによってキュレーションされた幅広いグラフィーアーティストの作品から、この本は、クラッシュ、フューチュラ、レディピンク、リークイニーズ、クイーンの落書きベースの解釈とBeckmanの象徴的なヒップホップの肖像画の融合Andrea、Revolt、Todd James、Zephyrなどが含まれます。
<Janette Beckmanとは?>
イギリス出身で、現在NYで活動するフォトグラファー。パンクロックの創世記に音楽雑誌向けにThe ClashからBoy Georgeまで様々なバンドを撮影することでそのキャリアを始め、The Policeのアルバム3作品のカバー写真も担当する。1983年にNYに移住し、アンダーグラウンドのヒップホップシーンに惹かれるようになり、Run DMCやSlick Rick、Salt-N-Pepa、Grand Master Flash、LL Cool Jといった草分け的なアーティストの撮影を行う。彼女の作品は世界中のギャラリーで展示され、スミソニアンの国立アフリカンアメリカン歴史文化博物館内のニューヨーク部門に永久所蔵されている。
<Cey Adamsとは?>
ニューヨーク出身のCey Adamsは、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・へリングと並ぶ、ダウンタウンのグラフィティ・ムーブメント出身のアーティスト。彼はDef Jam Recordingsでクリエイティヴディレクターを務め、Run DMC、Beastie Boys、LL Cool J、Public Enemy、Notorious B.I.G.、Maroon 5、Jay-Zといったアーティストのアルバムカバー、ロゴ、広告キャンペーンなどのためのヴィジュアル制作を行う。ジャネット・ベックマンが撮影した伝説のヒップホップアーティスト、30組の写真を新たな表現で見せるMash-Upプロジェクトのキュレーターを務める。