第13回中村キース・ヘリング美術館

国際児童絵画コンクール受賞作品

The 13th Nakamura Keith Haring Collection

International Children’s Drawing Contest

 

清春芸術村賞 受賞作品

The winning works of Kiyoharu Art Colony Awards

 

審査員　Judge

清春芸術村吉井財団 理事長　吉井 仁実

Hiromi Yoshii, Chairman of Kiyoharu Art Colony Foundation Yoshii

 

部門①　Division I

未来のロボットと家

甘利　和都  Kazuto Amari（山梨県／Yamanashi, Japan）

【審査員より】

背景の色彩によって画面が二つに分かれている構図が面白い作品です。 画面右側には、まるでその家が生きているかのように力強く、そして色彩豊かに描かれており、 この場所に住む人たちの温もりのある日常を想像させます。 また画面左側の、大きく腕を広げた人物の姿からは生きる喜びが元気いっぱいに伝わってきます。

 

部門②　Division Ⅱ

未来のちきゅう

酒井　結凪　Yuina Sakai（山梨県／Yamanashi, Japan）

【審査員より】

構図がとても良いので、目に留まりました。 色彩に関しては、夜を顔の表情や色で表現しているところに、描き手の素直さを感じる作品です。 月やお花の色彩が人物にも用いられることで統一感が生まれ、 また淡い色合いによって滲むようなグラデーションが表現されています。 全体から幻想的な印象を受けました。

 

部門③　Division Ⅲ

これから

大森　彩音 Ayane Omori（山梨県／Yamanashi, Japan）

【審査員より】

色の塗り方が、繊細かつ丁寧で美しい作品です。 手の輪郭も丁寧にとらえ、しっかりと描かれています。 明快な色彩表現によって、人間ひとりひとりが異なる個性と人格を持ち、 手が重なり合う形で描かれることで、それぞれを認め合い共に生きていける 社会を願うメッセージが明確に表現されていると思いました。